No.7 N

はじめまして、Nです。ハンドルネームにて失礼します。

 

いよいよあと1か月半を切りましたね!
まだまだ寒い日が続きそうですが、風邪などひいていないですか?
当日は皆さんと元気にお会いできることを楽しみにしております。

 

僕からは、「三陸コネクトフェスティバル」と「聖地化」の間のお話をさせていただきます。

全国から復興支援をいただき、振り返れば大槌でもこれまで数え切れないほどのイベントが行われました。
イベントの補助から企画まで、それなりの数をこなしてきた僕にとっても、このイベントはとりわけ難しいなと感じるところです。

なぜこのイベントがおそらく皆さんのお住まいから遠い大槌町で開催されるのか、突き詰めて考えると他のイベントのように、著名なゲストがたくさんいらして、お客さんがたくさん来てくれて、それでよし、聖地化ばんざい、とはいかないようです。

 

このことに気づいたのは、第1回の本イベントが終わって、今回の準備のために周辺の地域の皆さんとお話した時でした。

なかなかこの場で書きにくい言葉ではありますが、
「お店にお客さんが来なかった。」
「都会の人はコンビニで買い物済ましちゃうんでしょ?」
といった意見も多数いただきました。
誤解の無いように書きますと、アニメ文化を受け入れられない、という趣旨ではなく、どのように接したら良いかわからない方が多いのだろうと思います。

商売は、お客さんの好みを捉えて成り立つものですよね。
普段地域のおじいちゃんおばあちゃんばかり相手にしている方が急にアニメ好きの若い方相手に何をしたらよいかわからない、というのもごもっともです。
一方で、それゆえに地域の良さをお客さんにお伝えする機会を逃してしまうというのも非常にもったいない話です。

 

普段人通りが少ない町に大勢の若い方々が訪れる、というのは一種の美談ではありますが、ふと冷静に、「第1回のイベントを実施したことで地域に残ったものは何だろうか」と考えると、もう少し、地域の側から、歩み寄りが必要でないかと思うのです。
そんな迷いもあって、今回僕は、イベントそのものとは離れたところから試行錯誤しています。

どうやったら受け入れる地域の方々も楽しめて、お越しいただく皆さんにもより楽しんでいただけるか、商店街の方々とお話を重ねています。
相談を持ちかけた県外の商店街さんからも幸い助言をいただけて、素敵なご縁が広がっています。

こうした過程やご縁が地域に根付くことで、結果として聖地化や地域のにぎわいにつながるものと信じております。

ですので今回は、地域の側から、復興支援への感謝から連携へ、地域の新たな可能性の手がかりになるような取組を行っていきたいと考えています。

 

前置きが長くなってしまいましたが、地元商店街の方々と、皆さんをお迎えする準備を進めておりますので、ぜひ当日は、少し足を伸ばしていただければ幸いです!

お迎えするのは、穏やかな人柄ながらも、町の再興のために覚悟を決めた、気概のある方々ばかりです。きっと楽しくお話、お買い物できますよ。
皆さんのお越しを、心よりお待ちしております。

 

それでは、お次はいよいよ、商工労政課 藤原英志さんから!
行政が業務で関わっているというのだからすごいことです。
それだけ力を入れているということで、町の復興状況から観光施策としての実施意義まで、奥深く、語っていただきましょう!