イベント開催にあたって

2011年の東日本大震災から7年が経過し、私たちの生活は徐々にですが以前に近いものに戻りつつあります。
復興に向かうなかで、未だ元に戻っていないものが「鉄路」です。「JR山田線」宮古駅から釜石駅間が復旧していません。鉄路は、住民の足であると同時に、観光客の足でもありました。そのために観光客は震災前より減少したままです。

私たちは、鉄路が復活する前に三陸を盛り上げていきたいと考えました。それも震災前よりもです。震災前よりも盛り上げるには、若い人たちにたくさん来てもらい、一緒に盛り上げてもらいたいと考えたのです。

そんな中、2019年3月にJR山田線が「三陸鉄道」になって帰ってくることが分かりました。
三陸鉄道には、三陸の復興のシンボルとなるよう企画制作した「鉄道ダンシ」がありました。
鉄道ダンシは、人気声優がキャラクターボイスを担当し、人気イラストレーターがキャラクターデザインを担当されています。
私たちは、この人気声優やアーティストを呼んで、若い人たちに三陸に来てもらいたいと考えました。それが「三陸コネクトフェスティバル」です。

三陸コネクトフェスティバルを企画していく中、フェス開催地の大槌町出身で昨年まで歌手としてご活躍していた「佐藤ひろ美」さんと出会うことができました。ひろ美さんは、アニメやゲームには欠かせない「声優」を抱える芸能事務所「株式会社S」の代表取締役です。
ひろ美さんは震災直後から、復興のための「大槌町復興義援金」を設立し、多くの支援をされています。
「三陸を盛り上げるためにイベントを開催したい!」と協力をお願いしたところ、快諾していただけました。

その他、岩手県、大槌町をはじめとする自治体の方々や、公益財団法人さんりく基金様、株式会社CAMPFIRE様のご協力をいただき、開催に向け動き出すことが出来ました。本当にありがとうございます。

たくさんの方に今の三陸を見てもらい、一緒に三陸を盛り上げてもらいたいです!
よろしくお願いします!


三陸聖地化委員会 議長 平舘 豊